【見た】『来る』【読んだ】『ぼぎわんが、来る』
アマプラに映画『来る』が来た、見た、買った(原作を)、っていう流れであっという間に楽しんだ気がする。
フォロワー様に教わり、迷わず原作『ぼぎわんが、来る』を買うという選択肢を選べたことと、映画・小説の両方を楽しむことを選べたのは僥倖だった。教えてくださる方の存在は本当にありがたい。
面白く楽しめたんだが、それなりにどちらもそれぞれ種類の違う悍ましさが付きまとってくるあたりが、すごいなこれ。
映画の序盤の田舎の葬式作法とか、田舎の親戚づきあいの忌々しさが凝縮されててる。あのリアル感、悍ましいし未だに生きているんだよなぁ。
小説も小説で、田舎・都会に限らない家族とかその他の縁の忌々し・悍ましさが書かれていて本当に好き。
それぞれがそれぞれに、現代的なものと因習的なものと、いろんな種類の「縁」の悍ましいところを書いているのがもう最高。良いものも悪いものも縁だもんなぁ。
あと、問題解決のプロセスもどちらもそれぞれ違うのに面白い。映画は「(取れる手段を全て行って)全力で打ちのめすよ!」だけども、小説は「(術者の呪いみたいなものすら利用して)全力で打ちのめすよ!」というように思えた。いずれもお作法はちゃんと守ってるように見えるだけに、そういう差異も面白かった。
財布に余裕ができたら、他の小説も買いたい。
【読んだ】ハーレイ・クイン:ガールズ・レボリューション
小学館集英社プロダクションのリンク使うと書影が出てこないのは何故?
https://books.shopro.co.jp/?contents=9784796878050
「DCグラフィックノベル」シリーズの邦訳第一弾である。ヤングアダルトというジャンルであるらしい。*1
そしてヤングアダルトによくある、LGBT等々の重めのテーマを取り扱っている。この作品についてはフェミニズムであるらしい。だったら、「ガールズ・レボリューション」というタイトルでなくて「ブレイキング・ガラス」でもいいんじゃないかという気もするが馴染みとかの問題だろうか。言葉のプロが選ぶのだもの。私なんぞには思いつかない深い考えがあるのだろうし、それに気づいた時にしか判らない快感があるのかもしれない。
DCグラフィックノベルという以上、DCというかハーレイ・クインを取り巻くキャラクターをしっかり押さえているのがワザマエ。はっきりさせないほうが良いことも多いのだ。
しかし、アメコミのキャラクターの描き方は面白い。無数のライター・アーティストが関わる以上描き方にバラツキがあっても、エッセンスさえ押さえていれば特定のキャラクターに見えてくるのは面白い。歌舞伎とかそういう古典っぽいようにも思ったんだけども、どちらも浅学なのでどちらもより見たり読んだりしたい。
コロナ流行ってからお家でみた映画
買ったり積んだり途中で投げだりしてたんですが、とりあえず最後まで見た映画の記録とネタバレないようにしたいちょっとした感想。
- ハーレイ・クインの華麗なる覚醒
映画館でみたいなと思っているうちに、コロナが跋扈しやがったので、結局お家で視聴。
面白いとは思うんだけども、「彼女」はあの名前である必要ないのでは?ということばかりが気になってしまう。
あと、『ダイアモンドは女の親友』は偉大である。
- ロジャー・ラビット
金ローでBTTFを放送していたので、それでクリストファー・ロイドで盛り上がって視聴。
トゥーンタウンのアトラクションの記憶を反芻しながら見ていたのだけども、「なるほど、こういう元ネタなのか」と感心したり、ロジャーのウザさにげんなりしたりしていた。
ライセンスと映像がすごいことになってるので名作なんで一度は見たほうがいいとは思うんだけども、もはや古典になってるキャラクターが多いんで、自分より世代が下の人が見てもその辺は楽しめないのではないだろうか。
- オーマイゴッド 〜神への訴状〜
これはそこそこ前に、Twitterで面白いと聞いて視聴。面白かった。
試すものだとしても、それにしても難易度高すぎやぁしないか。
1000年以上公式イケメンが遺憾なくイケメンっぷりを発揮しているのは素晴らしいですね。
- ブライトバーン/恐怖の拡散者
「スーパーマンが邪悪だったら?if」という一言でかなり説明できてしまうのでは?
わざわざ繰り返し見ることはないかな。
最後までみた映画だとこれぐらいか。
見たことすら忘れかねないので、もうちょっとマメに記録したい。
ここ最近見たり読んだりしたもの
なんかお仕事が忙しかったので、記録してないけれども見たり読んだりしたもの。
バットマン:ルール・オブ・エンゲージメント | ShoPro Books(小学館集英社プロダクション)|アメコミ(DC・マーベル)他
バットマン:ブライド・オア・バーグラー? | ShoPro Books(小学館集英社プロダクション)|アメコミ(DC・マーベル)他
バットマン:ウェディング | ShoPro Books(小学館集英社プロダクション)|アメコミ(DC・マーベル)他
前から買っていたのが揃ったので一気に読む。
ブルースとセリーナの愛の軌跡。歴史の長い二人だから、いろんなスタイルだったり思い出だったりがあるけども、アダム・ウェスト版バットマンのキャットウーマンが謎のロシア人だったことを思い出したりもした。
コミックス19巻まで。
通して読む。なるほどこれは面白い。これまでのジャンプ漫画だったら2~3話かけるような内容もサクサク進んでいくので小気味良い。ワンピースあたりの人気作品がコミックス100巻近いという時代に、この巻数。これは新規参入者に優しい。
この読みやすさに、道理でアニメも流行るわけだと納得。アニメに関しては、今のアニメがアンパンマン・忍たまぐらいの幼児向けと深夜にやっているような大人向けのアニメの間の層が薄いというのも大きいだろうけど。
ジョーカーの元ネタが見れると聞いて。
今の所、「笑ふ男」の途中までしか見れていない。サイレント+映画で一度に丁寧に見ようと思ったらなかなか進められない。
古すぎて見る機会に恵まれない映画が結構収録されてるので、お得だと思う。
コロナ禍のこの時代、上のDVDが届くまで少々自時間がかかったので、色々読んでいた。
半七捕物帳の岡本綺堂の邦訳だけあって、日本語が古めかしい。ただ「古い」のならばただの古語なんだけども、古くて格調高い雰囲気をさせている。最初に読んだの物語の原作者がイギリスの貴族だから、そういう気がしたんだろうか。
【読んだ】SUPERMAN'S PAL JIMMY OLSEN #9
【読んだ】GREEN LANTERN: LEGACY
やっと読み終わった。お話も英語も分かりやすかったのだけれども、あまりにも時間がかかってしまったのは精神力が足りなかったからとしか言いようがない。忙しかったり疲れていると、集中力とかが全く湧かないんだ。
優しく強い少年たちの成長が見れて心温まりつつも、ちょうどコロナ禍のせいか、その成長とは反対のものが蔓延しそうな世の中がやってきそうだとか考えてしまい憂鬱になっていたりもしていた。この危機を乗り越えたら、疲弊がグローバリズムへの反発やいろんな形で爆発しそうな気がするし... 手を差し伸べるほど強くなくても、少し支られる程度の強さは持っておきたい。
休日なのでひとりダニー・エルフマン祭りやってた
ことの始まりはこのテレビ番組を見たんです。
3月21日放送の「映画音楽の秘密がわかる音楽会」を見ます。
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「やっぱ映画音楽いいな」とかYou Tube漁りを始めます。
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(BoPの上映始まったけど、この週末は見に行けないの悲しいからDC映画のBGMを聞こう)と、ジャスティス・リーグの動画を漁り始める。
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(ジャスティス・リーグはいいなぁ…尊い)
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JLの音楽作った人ってオインゴ・ボインゴのメンバーだったことに気づきます。
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日本語で検索してもJOJOしかヒットしないので、チャンネル中心に見てたら、ほんとにいろんな映画音楽を使っていることにも気づきます。
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よし、ダニー・エルフマンが音楽を作った映画を見よう。
そういうわけで、見た映画。
1本目 バットマン(1989年)
何度も繰り返し見てるけども、実家のような安心感持って見れる映画なんだ。死ぬまで繰り返し見る。OPのテーマといい80年代感あふれる音楽といい、聞いてるだけでも楽しい。
2本目 ナイトメア・ビフォア・クリスマス
これも何度か見てるけども、ジャックの歌パートがダニー・エルフマンご本人の声と知って。ジャックの歌は聞いていて楽しいものですね。
3本目 マーズ・アタック!
初見。そして、これ書いてる時点では途中まで。趣味の問題なのだろうけど、上2つに比べると音楽はそんなに楽しくない。続きを見なくては。
【読んだ】金四郎の妻ですが
アメコミとかちゃんと読めてない追いつけてない。これはいけない。そういうわけで日本語の娯楽小説でリハビリ。
まだ痔主じゃない頃の金さんが出てる。座り仕事してない頃だからか。あと桜吹雪が活躍しない。金さんなのに。
主な登場人物はタイトルから分かるよね、な捕物帖。あくまで捕物帖であって、推理モノではない。捕物帖というよりも、表紙にいる二人をニコニコしながら眺めるのが一番楽しい話かもしれない。
2も出ているようなので、買うか。
【読んだ】ヴィジョン 1
面白いらしいと聞いて読んだのだ。しかし、読むにあたって不安しか無い。お財布の都合もあり、MARVELはロクな知識がないのだ。知っていることはというと、「スタン・リーを主神としたスパイダーマンとソーとアイアンマンがいる世界」というのと「アイアンマンはヒーローチーム組んでたのに、ダメダメすぎて見限られたことがある(90年代アニメ)」ということぐらいだ。
読み終わってみれば、続きをよこせ状態なので、これは面白かった。登場人物がよくわからなくっても、お話自体が面白かった。そして続きも面白いに違い無いので、2を買わなくてはいけない本だった。なんで、お財布の悲鳴を黙らせたら買いましょうったらそうしましょう。
それはそうと、シャイロックは可哀想だよね。
【読んでる】GREEN LANTERN: LEGACY
遅遅遅遅として終わらないけども、一応読み進めている。
比較的英語も平易だし、お話も読みやすい。今は中盤ぐらいまで読み進めたけども、憂鬱な気分に突き落とすような要素も無く、少年が明るく健やかに成長していて心穏やかに読めるんだけども、どうして遅い。どうした遅い。読書速度が鈍くなってしまっている。ちょっと日本語の娯楽作品読んでリハビリしておかないとダメだな。