Mitari Jondari

飽きるまでの読書・鑑賞備忘録

【読んだ】ハーレイ・クイン:ガールズ・レボリューション

小学館集英社プロダクションのリンク使うと書影が出てこないのは何故?

ハーレイ・クイン:ガールズ・レボリューション (ShoPro Books DC GN COLLECTION)

ハーレイ・クイン:ガールズ・レボリューション (ShoPro Books DC GN COLLECTION)

 

 https://books.shopro.co.jp/?contents=9784796878050

「DCグラフィックノベル」シリーズの邦訳第一弾である。ヤングアダルトというジャンルであるらしい。*1

そしてヤングアダルトによくある、LGBT等々の重めのテーマを取り扱っている。この作品についてはフェミニズムであるらしい。だったら、「ガールズ・レボリューション」というタイトルでなくて「ブレイキング・ガラス」でもいいんじゃないかという気もするが馴染みとかの問題だろうか。言葉のプロが選ぶのだもの。私なんぞには思いつかない深い考えがあるのだろうし、それに気づいた時にしか判らない快感があるのかもしれない。

DCグラフィックノベルという以上、DCというかハーレイ・クインを取り巻くキャラクターをしっかり押さえているのがワザマエ。はっきりさせないほうが良いことも多いのだ。

 

しかし、アメコミのキャラクターの描き方は面白い。無数のライター・アーティストが関わる以上描き方にバラツキがあっても、エッセンスさえ押さえていれば特定のキャラクターに見えてくるのは面白い。歌舞伎とかそういう古典っぽいようにも思ったんだけども、どちらも浅学なのでどちらもより見たり読んだりしたい。

*1:ヤングアダルトというジャンルについては、とっくに対象年齢過ぎてしまったことと、丁度対象年齢だった時がラノベがYAに代わって児童文学と純文学・大衆文学の橋渡しになりつつもジュブナイル小説のに取って代わろうとしているようなタイミングだったから、「本邦で今生きしてるのかな?」と思いを馳せている。現在の状況は知らない。